1月26日に、3，4，5歳児クラスは「みてみてきいて」という行事がありました。

兜台保育園では、一般的なお遊戯や劇の生活発表会ではありません。

「こんな遊びを保育園でしていて、楽しいんだよ。」「こんなこと出来るようになったよ。」と、

子どもたちは、お父さんやお母さん、みなさんに伝えたいことがいっぱいあります。

子どもたちの「みてみてきいて！」という思いを大切にして、遊びや生活習慣などの園生活の一部を

再現したり、表現したりします。

 

3歳児さんは、お着がえ、服たたみ、触れ合い遊び、大縄を使った運動遊びをしました。

お着替えの場面では、着替えにくそうにしているお友だちや前後ろ反対に着ようとしているお友だちを

「こうやってするんだよ。」と、助けてあげようとする姿。

触れ合い遊びでは、お友だちとぶつからないように周りをみて、空いているスペースに移動したり、

遊んでいる最中でも、時々周りをみて隣の子との距離感を保つ工夫をしている姿がみられました。

 

4歳児さんは、好きな遊びをみてもらい、みんなでしりとりをしました。

好きな遊びでは、ラキューやレゴブロック、クリックスなどのブロック

・お絵描き・粘土・アイロンビーズなど、自分が好きな遊びで作った作品を披露しました。

難しかったところや注目して見てほしいところも言い、存分にアピールしていました。

また、跳び箱や縄跳びをするお友だちもいて、みんなで数えたりして、応援しました。

しりとりでは語尾の「る」が大連発。子どもたちも頭をフル回転させながら考えていました。

 

5歳児さんは、あそびボックスの中から「なにがでるかな～♫♪」と歌いながら

遊びが書かれたくじを引き、順番にヘビ鬼・コマやフラフープ・手遊び（アルプス）などの

普段から楽しんでいる遊びを披露しました。

また、友だち同士で話し合って、1年間の思い出を綴った手作り絵本。

「みんなのたからもの」を全員で読み語りました。

子どもたちが主体となって作り上げた発表となりました。

 

子どもたち一人一人が主役になり、子どもたちの可愛らしい姿に笑いがおきたり、

園生活をずっと一緒に過ごしてきた友だちと、笑顔いっぱいで発表する姿に

涙を流す保護者の方もいらっしゃいました。

「子どもたち同士の関わり合いや成長した姿を見ることができて嬉しかったです。」と感想を頂きました。

子どもたちも、みてみてきいてを楽しみにしていました。

当日の発表では、とても堂々としていました。

終わった後も、自信満々です。「すごかった？」「ちゃんと見てた？」など、

保護者の方に見てもらい、沢山褒めてもらってとても嬉しそうでした。

子どもたちは保育園の生活や遊びを通して大きく成長しています。

遊びの中には人との関わり、創意工夫など、目には見えない育ちがたくさんあります。

星の王子さまに「本当に大切なものは目にはみえないんだよ」という有名なセリフがあるように、

今回のみてみてきいてでは、目に見えない、その大切な物に保護者にも気付いていただけるひと時となりました。